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2024.04.19

後悔しない!外壁塗装見積もり値引きの注意ポイント

(くらしのお役立ち情報Vol.20)

10年に一度の外壁塗装工事。安い買い物ではないので見積もり段階で大幅な値引きが提示されると魅力的に感じますよね。しかし、その背後には隠されたリスクがあるかもしれません。塗装工事は「半製品」と言って職人が塗って初めて完成します。ですから、見積もり段階で値引きしてもらえる可能性はあるものの、大幅な値引きは困難です。

今回は、見積もりにおける大幅値引きのリスクについて詳しく説明し、それを踏まえた上で安心して値引きを受ける方法についてもお伝えします。

1. 平均的な値引き額は「端数~数%」

外壁塗装工事においての値引き額は「数%」です。外壁塗装の値段は住まいの診断を経て、劣化症状や使用塗料などを踏まえて見積を行います。つまり、住まいごとに見積もるため大幅に値引けるはずがないからです。

値引き交渉に応じてもらえるかどうかは業者によって異なりますが、初めからギリギリの見積もりで提示していた場合は全く値引きは出来ません。

もし、上手く値引きに応じてもらえたとしても「お得」とは限らない場合もあります。なぜなら、大幅に値引けるとすればもともと割増の見積もり額になっていた可能性があるからです。

ですから、その場合は値引き後の見積額がお得とは言えないケースがあります。そして、無理な値下げをすれば工事品質において悪影響を及ぼす可能性があることを知っておきましょう。

2. 値引きによるリスク3選

大幅な値引きは、見た目がキレイに仕上がらなかったり、早い時期に不具合が生じてしまったりと何らかの問題が発生するかもしれません。ここでは、そんなリスクを回避するため確認しておくと良いポイントを紹介します。

■材料や施工品質の低下

安く提供できる理由や工程の変更、使用する材料の選択などを確認しておきましょう。たとえ雑になってしまってもスピード重視で仕上げることで工事スケジュールを短くするかもしれません。また、使用する塗料を指定量より減らすなどするかもしれません。これらを業者に問い合わせることで安心感を得ることが出来ます。

■補修や追加工事の必要性

予期せぬ問題が発生した際の対応や追加工事について明確に取り決めてあるか、契約書の記載内容を確認しておきましょう。また、可能であれば補修や追加工事に係る費用や手順についても事前に了解しておくことが望ましいでしょう。

■保証やサービスの不備

保証やアフターサービスが充分に受けられることを確認しましょう。業者との契約内容や保証期間、対応範囲などを十分に確認し、安心して工事を依頼することが重要です。

3. 値引きの方法4選

「出来る限り安くしてもらいたい」というのがズバリ本音。値引きしてもらう方法はないのだろうか。ここでは交渉術をはじめとする安心して値引きを受けるための方法を紹介します。

■ モニター役を引受ける

施工事例やお客さまの声としてチラシやホームページへの掲載をOKにするという交渉術。塗装業者は新たなお客さま獲得に向けて広告宣伝などに費用をかけています。たとえば、折込チラシに施工事例やお客さまの声の掲載がたくさん載っていれば業者の信頼性は高まります。つまり、有力な販売コンテンツになります。なので、施工事例やお客さまの声の掲載を協力すれば値引きの交渉材料になり得る場合があります。

■ 工事期間を指定しない

工事のスケジュールを指定しないことが値引き材料になることもあります。窓等を養生で覆ってしまう塗装工事ですが、工事中も室内の方が比較的過ごしやすい季節に集中します。よって、繁忙期は工事が多くなるため値引き交渉はむずかしいのですが、閑散期は職人の手が空いているタイミングです。そのタイミングにたくさんの工事を入れられることは業者にとってもメリットがあります。一つの交渉術として活用しましょう。

■ 塗料のグレードアップ

塗料のグレードアップをお願いしてみる。価格はそのままですが、耐久年数が良い塗料にグレードアップすれば高付加価値の塗装工事になり得ます。また、業者がチラシ等で開催しているキャンペーンなどを見つけて業者にお願いしてみましょう。たとえば、足場代を少し割引しますなど、キャンペーン期間に合わせてお願いすると割引を受けられます。

■ お隣さんと合同で見積もり依頼する

お隣さんと一緒に塗装工事を依頼して経費分を値引きの交渉術として使います。足場代の運搬費や職人の移動費など塗装工事に係る経費がお隣さんと一緒であれば安く抑えられる可能性があります。たとえば、一件目の塗装工事が完成後は仮設足場を一旦引き上げる必要はなく運搬費がかかりません。ですから、お隣さんと同等の塗り替え時期を迎え塗装工事を検討中であれば一緒に進めることも方法のひとつです。

4. まとめ

塗装工事は住まいごとに見積もりをするため大幅には値引けないのが前提です。あくまで家の劣化に合せて最適な工事をすることが最優先。なぜなら塗装工事の目的は長期的に建物を守ることだからです。つまり、維持費を安く抑えられることに繋がっていくのです。

消費者が強引に値引きを迫れば塗装業者は契約を獲得するために格安な見積額を提示してくれるかもしれません。それが企業努力によるものであれば問題ないなのですがそれは容易ではなく、値引ける額には限界があるということを覚えておきましょう。

ただし、信頼できる業者さんが見つかり契約する段階にある場合は「値引きのお願い」は失礼には当たりませんので勇気を出して「値引きをお願いできませんか?」とお願いしてみてください。値引き交渉は失礼ではありません。値引きが工事の品質や信頼性に影響しないように慎重に行動することが、良い外壁塗装工事を実現するためのポイントになります。

(アステックペイント【公式 みんなの塗装チャンネル】「大幅値引きは危険?プロが教える塗装工事の実態」より一部引用)

https://www.youtube.com/watch?v=QWpausSGzHc

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