REPORT

2024.06.27

地震対策の家づくり|10秒で安全に外に出られる間取りの作り方 

(くらしのお役立ち情報Vol.35)

はじめに

令和6年、能登半島でマグニチュード7.6の地震が発生しました。この地震により、多くの家屋が倒壊し、圧死や窒息、低体温症による死者が続出しました。

特に家屋倒壊が主な死因となり、耐震化の遅れが大きな課題として浮かび上がりました。そこで、今回は、家屋の耐震性を高め、地震時に迅速に避難できる間取りの重要性についてお伝えします

家屋倒壊による死者の現実

地震により倒壊した家屋が原因で、多くの方が命を落としました。具体的な死因は以下の通りです。

能登半島地震の死因
  • 圧死(倒壊による即死): 40%
  • 窒息・呼吸不全(瓦礫による圧迫など): 20%
  • 低体温症・凍死(瓦礫に挟まれ): 20%

この統計からも明らかなように、家屋の倒壊が多くの命を奪っているのです。

また、身動きできない状態で凍死した方も含めると、全体の9割が家屋倒壊が原因で命を落としています。

10秒で外に出られる間取りの重要性

地震発生時に命を守るためには、家の中に逃げ遅れない逃げ道を確保することが重要です。

特に、次のポイントに注意して間取りを設計することをおすすめします。

  • 非常口の確保: 各部屋に非常口を設置し、どの場所からでも迅速に外に出られるようにする。
  • 避難経路の明確化: 家の中で最も安全で最短距離の避難経路をあらかじめ決めておく。
  • 家具の固定と配置: 家具の配置を工夫し、避難経路を妨げないようにする。また、家具を壁に固定して倒れにくくする。

家屋の耐震化は、地震時の被害を最小限に抑えるために欠かせません。以下の点に留意して家屋の耐震化を進めましょう。

  • 耐震診断の実施: 専門家による耐震診断を受け、必要な補強工事を行う。
  • 耐震補強の実施: 耐震壁や耐震ブレースの設置、基礎の補強など、建物全体の耐震性を高めるための補強工事を行う。
  • 定期的な点検とメンテナンス: 建物の老朽化を防ぐために、定期的な点検とメンテナンスを欠かさない。

能登半島地震での被害状況からも明らかなように、家屋倒壊が多くの命を奪っています。

命を守るためには、耐震化を進めることと、10秒で外に出られる間取りを設計することが重要です。

日々の備えを怠らず、万が一の災害に備えましょう。

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