REPORT
2024.04.12
失敗しない!塗装工事の依頼方法と見積もりの見抜き方
(くらしのお役立ち情報Vol.19)
住まいの塗装工事をする際、多くの人が直面するのが信頼できる業者を見つけることや適切な見積もりを得ることの難しさです。
しかし、良い業者と悪い業者、適正な見積もりとそうでないものを見分ける方法はいったいどのようなものでしょうか。
今回は、家の塗装工事を依頼する際のポイントと見積もりの見分け方について詳しく考えていきます。
この記事を読み終わる頃には、まったく知らない工事をすることに対する不安が解消され、確実に家の美しさを守ることが出来るはずです。
1. 塗装工事を依頼するまでのポイント
家の塗り替えを考えてから工事に入るまで、実際にどこに頼んでどうすればいいのか、心配になるケースは少なくない。ここでは、塗装会社に工事をお願いするまでの流れを紹介します。
1. 塗装業者にTELして相談
まずは、地域の塗装会社電話で相談する。そして、「塗り替えを検討している旨」や「住まいの状況」を伝えます。
業者を探す方法:くらしのお役立ち情報Vol18 「優良業塗装業者の探し方!信頼できる業者を見極める秘訣」を参照
https://www.ohama-nenryo.co.jp/info/category-useful/1148/2024/04/02/
2. 現場調査
塗装工事を検討する上で現場調査はとても重要な役割を持っています。現場調査を実施すると建物のメンテナンス方法や正確な費用の把握が出来る様になります。
たとえば、お医者さんは身体の症状を把握しないと病気を治すための適切な処置が出来ません。つまり、適切な工事内容と費用を決めるために住まいの劣化状況を把握する必要があるのです。
3. 診断報告書の提出
工事に関する情報を把握するために診断書は大切です。診断報告書があるといつメンテナンスをする必要があるか、どんなメンテナンスをすればいいかが分かるようになります。メンテナンスの時期が把握できることで予算計画も立てやすくなります。
4. 見積もりの提出
見積もりは様々な状況や要望に合わせた複数プランを提出してもらいましょう。診断報告書の結果を基に塗装プランとその費用をまとめた見積書が提出されるわけですが、「価格を押さえたプラン」や「建物を長持ちさせるプラン」など住まいの状況や要望は様々です。
塗装会社によっては5つ以上の塗装プランを提案してくれるところもあります。複数のプランを依頼し要望に合わせて選びましょう。
5. 業者を決定・契約
最終的に工事を依頼する会社を1社に絞ります。複数の会社から見積をもらった後は、費用や工事内容を比較して我が家にいちばんピッタリの会社を選択しましょう。その後は、塗装工事の契約を結び正式に工事の依頼をすることになります。
6. 工事前打合せ・色決め
工事を行う時期や色について打ち合わせをします。屋根、外壁の色えらびではカラーシミュレーションや色見本帳で完成のイメージを膨らませるようにしましょう。
工事の流れの中で各ポイントを押さえておけば、「あれ?おかしいぞ。」ということにも気づきやすくなり完成後のトラブルを防ぐことが出来るのです。
2. 見積もり比較で重要なポイント3選
見積もりの精度は重要です。工事内容や費用を把握するための見積もりは、完成後のトラブルを防止します。ここでは見積を確認する上で外してはいけないポイントを紹介します。
1. 具体的な見積もりである
見積書をもらって最初に確認すべきところはズバリ、「具体的に記載されているか?」です。つまり、「一式」ではない見積もりかどうかを確認します。
塗装工事は家の大きさや劣化状況、使用する塗料などで大きく価格が変わってきます。
何の作業にどのくらいの費用がかかっているのかチェックできる具体的な見積もりが良い見積もりというわけです。
たとえば、外壁50万、屋根30万、足場コミコミで100万円という出し方をする会社もありますが、これではどれくらいの範囲で、どんな塗装なのか、何回塗るのかが分かりません。
なので、見積もりは作業項目別に提出してもらいましょう。具体的な見積もりは、「ここも塗ってくれると思ったのに!」という情報の行き違いを防止します。
2. 塗装面積をチェック
塗装面積のチェックは適正な材料費かどうかを確認できます。ここでは適正な材料費を把握する上で知っておきたいポイントを紹介します。
・家の基準塗布量の出し方
塗装面積に基準塗布量をかけて塗装に必要な缶数を算出します。
(※)基準塗布量:塗料メーカーが販売する一斗缶当たりの1m×1mを塗るのに必要な塗料の量のこと。この塗料の量を守って施工しなかった場合は塗膜厚が薄くなったり、期待耐用年数(持ち年数)あるいは遮熱機能など塗料製品が持つ本来の機能が期待通り発揮できない。つまり不良施工になってしまう。
・塗装面積は「坪表記」ではなく「㎡表記」
塗装面積の単位は「㎡表記」です。業者によっては「坪」で表記してあることもありますが、同じ坪数でも建物の形状によって塗装面積は異なります。ですから、「㎡」で算出されている方が根拠が明確な見積書といえるでしょう。
3. 各項目を見る
屋根・壁だけではなくどこに、どんな塗料が使われるのかや費用がいくらかかるのか確認します。雨どいや雨戸、シャッターなどは付帯部と呼ばれます。部位によって材質が異なるため最適な塗料も変わってきます。なので、項目ごとに記載のある見積もりかどうかを確認しましょう。
また、劣化状態によっては別途補修工事が必要なケースもあります。見積書とともに提出された診断報告書と照らし合わせながら不要な工事がないかチェックしましょう。
3. まとめ
塗装工事の良し悪しを決めるのは塗料の量です。見積もりにはこれがしっかりと記載されていなければいけません。
塗装工事は住まいごとに価格が変動し、また、10年に1度するかしないかの工事のため相場を掴みにくい工事です。
2~3社ほど見積もりを取って比較できると、現在の住まいがどんな状況で、どんなメンテナンスが必要なのか、そして価格がおおよそどれくらいになるのか掴むことが出来てくるので言い見積書かどうか見分けやすくなるはずです。
失敗しない工事をしてもらうためにも見積もり書の「使用する塗料の量」は最も大事な項目ですので覚えておいてください。
(アステックペイント【公式 みんなの塗装チャンネル】「塗装会社に工事を依頼するまでのポイント」より一部引用)
https://www.youtube.com/watch?v=O1ZzOdCzI3Q
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