REPORT
2023.10.24
おうちでの転倒予防 ~段差解消~
(くらしのお役立ち情報 Vol.3)
家の中で転びそうになったことはありませんか。
わずかな小さな段差でも年を重ねるごとに不便に感じますよね。
段差で転んでしまうことを心配されるご家庭も少なくないと思います。
国土交通省の調査でも、住宅に対する不満として高齢者への配慮不足が上位に挙げられています。
継続して安全に暮らしていくためにはご自宅のバリアフリー化・段差解消がその第一歩になります。
資料:平成30年住生活総合調査(国土交通省)
では実際に、その段差をなくすにはどうしたら良いのでしょうか。
リフォームで取り入れられている段差解消の仕方をご紹介します。
1.段差スロープ
廊下と部屋を仕切る敷居には段差スロープ。
断面が三角形の小さなスロープを設置するだけで、つまずきを予防できます。
2.床板の重ね貼り
ドア枠下部の段差解消として室内全体の床板を重ね貼りして段差をフラットにする方法。
貼り方も色々なパターンがあり見た目やお部屋の雰囲気も変えられるメリットがあります。
3. トイレの段差の場合
タイル床の時にはその上にコンクリートを打設し新しく床を作ります。また、段差をなくすために新しく床を組みなおすことも可能です。
4. ユニットバスへ
浴室と脱衣室の出入り口で段差がある場合ユニットバスへのリフォームで段差を解消できます。
濡れた足でつまづき転ぶととても危険。 早めの対策をおススメします。
いかがでしたか。他にも様々な段差解消方法があります。段差をなくし、廊下に手すりをつけるなど、生活するうえで支障となるものを取り除いたり、生活動作の補助となる設備を整えることで、日常生活が無理なく、スムーズに行えるようになります。
5. バリアフリーは、大切な家族のことを考慮してすすめよう
バリアフリーは、自分だけでなく、一緒に生活する家族の目線になって安心で快適に過ごせるのかを判断して進めることがポイントです。
家族一人ひとりが必要とするバリアフリーの機能やポイントは異なります。その方がどんな機能を求めているのか、どんな住まいなら安心して暮らせるのかをイメージしながら、検討していきましょう。
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